狂言流「はーっはっはっ」 鳥羽、子どもが出前公演

 鳥羽市能楽保存会は、狂言を学ぶ地元の子どもらによる出前公演「伝統文化教室」を市内で開いている。二日は安楽島保育所で披露し、伝統芸能をアピールした。
 保存会は、中心市街地の過疎化と少子化に伴い、賀多神社(同市鳥羽二)の神事能が演じ手の減少で休止されたため、後継者育成などを目的に、二〇〇六年に発足した。現在は幼稚園児から高校生まで十四人が月三回ほど、伊勢市の狂言師森浩一さんの指導で練習し、同神社の春祭りなどで披露している。
 出前公演は、保育所や幼稚園の子どもたちに、狂言に親しんでもらおうと毎年実施している。今年は、伊勢市内を含む六カ所で予定している。
 安楽島保育所では、着物やはかま姿の四人が「以呂波(いろは)」「飛越」の二演目を披露。飛越では、茶に呼ばれた檀家(だんか)とお坊さん見習いが道中でけんかして、大げさな身ぶりで相撲を取る場面に、五歳児ら約四十人から笑いが起きた。
 森さんも、手をゆっくり上から下ろす狂言流の笑い方を子どもに指導し、全員で「はーっはっはっ」と笑い声を出して楽しんだ。昨年から練習している鳥羽小三年、山川璃々さん(8つ)は「緊張したけど、楽しかった。狂言の面白さを伝えたい」と声を弾ませた。
 保存会長の川村光徳さん(79)=同市鳥羽三=は「高校を卒業すると狂言をやめてしまい、なかなか大人の後継者が育たない。子どもに狂言を広めるとともに、能楽の大人も育成したい」と話していた。(問)川村さん=090(1418)7093
 (西山和宏)

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

中日新聞プラスの他の記事もみる

東海/北陸の主要なニュース

三重のニュースランキング

ランキングの続きを見る

地域の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索