海なし県の意地見せる 海津明誠高の生徒、全国大会へ

海なし県の意地見せる  海津明誠高の生徒、全国大会へ

 海津明誠高校(海津市)のビーチバレーとヨットの生徒が今月、全国大会に出る。どちらも海を舞台とする競技で、本来なら岐阜の選手に不利。遠征練習で弱点を補ってきた生徒らは「海なし県の意地を見せたい」と意気込む。
◆遠征し実戦感覚を補う ビーチバレー
 十日から愛媛県伊予市である「ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会」に出るのは、二年の和久田明里さん(17)と山北恭華さん(16)のペア。バレーボール部員だが、夏場だけビーチの選手として活動している。
 同校の部員がビーチにも挑戦し始めたのは二〇〇八年から。テニスコート隣の空き地に二トンの砂を運び入れ、県内の高校では珍しいビーチ専用コートを造ったのがきっかけだ。「夏に砂の上で動けば足腰が鍛えられて、冬のインドア競技にも生きてくる」という、松山英樹顧問(53)の発案だった。
 ただ、砂の質感は海砂とはどうしても異なり、海風も吹かない。過去の部員がそうだったように、和久田さんらも大会が近づけば車で一時間はかかる愛知県知多市のビーチコートへ足を運んで、実戦感覚を補っている。
 和久田さんは一五七センチ、山北さんは一六二センチと、バレー選手では小柄だが、松山顧問は「インドアと違って、ビーチは体格差がそれほど有利・不利には働かない」と言う。
 レシーバーの和久田さんは「狙ったところにボールをしっかり返したい」、アタッカーの山北さんは「初出場だから緊張すると思うけど、練習の成果を出し切りたい」と話す。
◆ため池で基本反復練習 ヨット競技
 12日から和歌山市である全国高校総体のヨット競技には、ヨット部の1、3年生10人が出る。同部は1965(昭和40)年の岐阜国体に備え、その前年に発足した。「三重や愛知の海岸へも近くて通いやすいため、ここが選ばれた」と水谷浩也顧問(35)は言い、今日まで県内の高校で唯一活動している。
 練習拠点は学校から4キロ離れた農業用ため池「こぎろ池」。外周1.5キロで、直線の最長距離は500メートル弱。海と違って波や潮流がなく、普段は風も穏やかなため、「風を捉えて水面を走るヨットの感覚を養うのが難しい」と水谷顧問は話す。
 このため、ため池ではターンなど基本動作の反復練習に徹し、週末にはもう一つの練習拠点である津市のヨットハーバーへ出向き、波や潮の流れを感じながら実戦感覚を養っている。
 昨年の大会や世界大会を経験している3年の北林風花さん(18)は「昨年は結果を出せず悔しかった。ペアを組む選手と呼吸を合わせ、優勝目指して頑張りたい」と話す。

 (平井剛)
 ◇他の出場部員の皆さん
 伊藤好生、馬場大輔、山崎奨太、三輪武瑠、加治木まなつ、堀田瑠央、加藤凡尋(3年)安立葵、秋山陽菜葉(1年)

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