フィリピンへ“音楽”を 浜松文化芸大生ら計画

フィリピンへ“音楽”を  浜松文化芸大生ら計画

◆鍵盤ハーモニカ贈りたい
 静岡文化芸術大(浜松市中区)の大学生グループと協力団体が、フィリピン・ダバオ市の学校での音楽教育の充実に貢献しようと、使われなくなった鍵盤ハーモニカを贈る計画を進めている。南の星小学校(南区)と現地をインターネットで結び、両校の子供たちが曲を披露し合う演奏会も十月に予定。大学生たちは「音楽の街・浜松から音楽を届けたい」と、各家庭からの寄付を呼び掛ける。
 計画を進めるのは、国際文化学科の五人でつくる「HANDS」と、浜松の外国籍の子供らを大学生と支援する一般社団法人グローバル人財サポート浜松。きっかけは昨年、法人の堀永乃(ひさの)代表理事と大学生らが、日系人が多いダバオとの関係を深めようと現地を訪問し、日系人会が運営するインターナショナルスクールで子供たちと交流したことだった。
 大学生が「楽器を使いたい」と職員に尋ねると、「これならある」と大きなオーディオセットが登場。CDをかけて元はフィリピンから日本に伝わったとされる米発祥の民謡「幸せなら手をたたこう」を歌おうとしたが、流れる曲の速さに子供たちがついていけず、大学生がゆっくりと口ずさむことで何とか一緒に歌うことができたという。「音楽や楽器演奏が、日本と違って必修ではないことに驚いた」と堀さん。そこで大学生たちは、日本の小学生にとってはおなじみの鍵盤ハーモニカに注目。三年の林那奈さん(20)は「吹くだけで音が出せ、演奏する面白さを知ってもらえるはず」と狙いを語る。
 大学生たちは今年九月にダバオに渡り、集めた鍵盤ハーモニカを届けるとともに、簡単な曲を選んで使い方を直接教える。ネットを使った演奏会は十月十一日に開き、南の星小からは一年生六十人余りが参加する予定だ。
 大学生たちは南の星小の音楽の授業に加わって担任に指導のノウハウも学びながら、ダバオでの手ほどきに備える。三年の夏目朱梨(あかり)さん(20)は「押しつけにならないよう、まずは音楽が楽しいと思ってもらいたい」。堀さんは「ダバオの子が音楽に目覚め、浜松を演奏で訪れてもらえる関係になれば」と思い描く。
(久下悠一郎)

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