台風5号、高齢者6人けが 県内4万3000人に避難勧告

 台風5号は七日夜、県内を直撃し、突風の影響で高齢者六人が負傷した。激しい雨で一時、伊賀、北勢地区の複数の河川が氾濫危険水位を超えたが、氾濫など大きな被害はなかった。
 津地方気象台によると、台風は伊賀市付近を通って滋賀県へと抜けた。速度が遅く、県内全域で長時間雨が続き、大台町宮川では七日午後一時までの一時間で六六ミリ、七日の二十四時間雨量は三二八ミリを記録した。
 河川氾濫や崖崩れの恐れがあるして、四日市市、大紀町など八市町の一万八千五百八十七世帯の四万三千五十二人に避難勧告が出た。ピーク時には三百五世帯四百十五人が避難した。
 強風も吹き荒れ、紀北町紀伊長島で午後五時ごろに秒速二五・五メートルを記録し、各地で高齢者が風にあおられて転倒するなどの事故が相次いだ。
 県などによると、七日午後八時半ごろ、四日市市水沢町で女性(77)が転倒、午後十一時半ごろには同市楠町で自宅近くの川の様子を見に行った女性(76)が転倒した。津市久居野村町でも同午後五時四十分ごろ、傘をさして歩いていた女性(83)が転倒し右肩を打撲。鈴鹿市一ノ宮地区では同午後二時五十分ごろ、自転車に乗っていた男性(89)が転倒した。
 雨の影響が最も大きかった七日夜は、新名神高速、名阪国道など高速道路、国道、県道計四十八路線が通行止め。JR各線や伊勢鉄道などが午後を中心に運休した。船舶も津エアポートライン、伊勢湾フェリーが終日運休し、八日朝の一部の便も欠航となった。
 突風の影響で松阪市と川越町で住宅三十二棟の瓦が飛ばされた。中部電力によると、倒木で電線が切れるなどして延べ一万戸で停電し、八日午後一時半まで一部で影響が残った。
 一方、松阪市では、櫛田川支流から取水していた有間野浄水場(飯南町有間野)の取水管が濁流で詰まり、有間野の全百八十九戸が八日午前六時から断水。市の給水車二台が出動した。復旧は九日正午ごろの見込み。

 (森耕一、作山哲平)

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