縁起良し!?紅白越前がに ミュージアムで展示

縁起良し!?紅白越前がに  ミュージアムで展示

 越前町の越前漁港で体色が白い越前がにが水揚げされ、同町厨(くりや)の越前がにミュージアムに展示されている。雄のズワイガニで、甲羅の幅一二・八センチ、重さ七七一・五グラム。雌のセイコガニと同じ水槽に入り、“紅白”のペアが来館者を楽しませている。
 白い越前がには、地元の漁師が九日に水揚げし、館が譲り受けた。同館主任研究員の大間憲之さん(69)によると、突然変異で色素が欠乏した状態で生まれた「アルビノ」とみられる。
 越前がには最終段階の脱皮の特長が見られることから、六〜九歳と推測される。一般的にアルビノは珍しい上に、白い体は目立つために成長途中で捕食されてしまうことが多く、ここまで成長するのはまれ。館に持ち込まれたのも五年ぶり三回目で、全国的にも展示例は少ないという。
 大間さんによると、環境の変化についていけずにエサを食べなくなるなどして死ぬ例は少なくなく、前回持ち込まれた白いズワイガニは一カ月ほどで死んだ。今回もエサを食べている様子が見られないため心配しているが、大間さんは「アルビノでここまで生きたのだから生命力は強いはず」と期待。山口渉館長(38)も「なんとかエサを食べてもらい、正月にはスポットを当てた企画を考えたい」と願う。
 十八、十九日は隣接の道の駅「越前」で「越前かにまつり」が開かれる予定。山口館長は「貴重な白い越前がには吉兆かもしれない。祭りに見に来てほしい」と呼び掛ける。
 (山内道朗)

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