避難指示の基準あった? 関市、津保川に水位計

 豪雨で氾濫した関市上之保地区の津保川に市が独自の水位観測装置を設置し、避難や氾濫の目安を示していたことが分かった。八日午前一時四十分には「避難判断に相当する水位」に達したが、市が実際に避難指示を出したのは、その一時間後だった。市災害対策本部は、この目安について「あくまで、市民に参考にしてもらう数字。避難指示の判断基準にはしていない」と説明している。
 市によると、装置は地区下流の名倉橋に設置され、十分おきに計測。水位は随時、ホームページで公開していた。
 川が氾濫した八日、午前零時に三八六センチだった水位は、一時を過ぎて急上昇。一時四十分に避難の目安と同等の四七九センチになり、二時には「氾濫危険に相当する水位」を超えて五九九センチに達した。装置は二時二十分に七〇八センチを記録した後、濁流に流された。
 住民らによると、水位が急増したのは午前一時すぎ。同二時十分には上之保事務所職員も、氾濫を市災害対策本部に伝えている。
 市によると、このホームページで公開していた避難などの基準は「蓄積したデータを基に設定したわけでなく、当時の担当者が感覚的に決めた」という。このため、監視はしていたが、避難指示をする際の判断材料にはしていなかったと説明した。

 (水越直哉)


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