畳敷きの落ち着いた個室で出産ができる聖隷三方原病院(浜松市北区)の院内助産所「たんぽぽ」で十二月三十一日、千五百人目の赤ちゃんが誕生した。二〇〇九年の開設時から出産を支える助産師の鈴木寿子さん(50)は「これからもお母さんと赤ちゃんの生まれる力を引き出せるような助産院であり続けたい」と話す。
 千五百人目となったのは、公務員中村光明さん(29)、奈々さん(24)夫妻=同市西区=が授かった二九一六グラムの元気な長女。三十日深夜に奈々さんが破水して同院に向かい、到着してすぐに生まれた。立ち会った助産師の中尾亜樹さん(33)は「家族が見守る中でスムーズにお産ができて良かった」と振り返った。
 二週間健診で十四日に同院を訪れた中村さん一家に、スタッフから花束が贈られた。長女には奈月と名付けたと奈々さん。「愛情あふれる子に育ってほしい」と話した。
 たんぽぽでは、八畳の個室が三つ用意されており、産気づいた妊婦は畳の上の布団やソファなどで自由な体勢になったり、家族とリラックスした時間を過ごしたりすることができる。
(松島京太)