東三河唯一の百貨店、ほの国百貨店(豊橋市駅前大通)の閉店まで残り二カ月となった十五日、店の外壁に「閉店売り尽くし」の垂れ幕が掲げられ、閉店セールが始まった。併せて八階催事場では、毎年開いてきた全国物産展「日本縦断味めぐり」も始まった。味めぐりは二十八日まで。
 垂れ幕には「四十五年分の感謝を込めて」「三月十五日閉店」とも記されている。閉店セールは化粧品など一部を除く全館で最終営業日まで続く。
 最後の開催となった日本縦断味めぐりは、北海道から九州までの約三十店が出店。東京の名店のアップルパイやきんつば、宮城の牛タン弁当、北海道のウニ、カキ、イクラがたっぷり詰まった海鮮弁当など、各地の自慢の逸品がそろった。
 東京・蔵前の「ダンデライオン・チョコレート」のガトーショコラ、銀座木村屋のあんパンは特に人気で、昼すぎには完売する店舗も。訪れた人は店員に勧められて試食しながら、普段手に入らない名産品を買い求めていた。
 二十三日以降は三分の一ほどの店を入れ替え、岐阜のはちみつや北海道のつぶ甘露煮などが新たに登場する。
 中沢肇常務は「たくさんのお客さまに楽しみにしていただいていたので、今回で最後になってしまい申し訳ない。来月二十二日からの北海道物産展も盛り上げたい」と話した。
 (昆野夏子)