野洲市議会の市民病院整備事業特別委員会が十五日開かれ、市側は同病院のベッド数を当初計画から二十床減らして百七十九床にするなどの設計変更点を明らかにした。二十日に開く市議会臨時会に、修正設計業務委託費五千七十万円を盛った病院事業会計補正予算案を上程する。
 昨年十一月の病院整備工事の一般競争入札が不調だった。応札した二社と、市が事前に設定した工費の予算限度額(八十五億円)に約十二億円の開きがあったため、市は建築面積を三千平方メートル減らして工費を圧縮することにした。
 これに伴い、建物本体は当初の六階建てから五階建てへ、ベッドや病棟、手術室、診察室などの数も減らし、一階に予定していたホールとコンビニのイートインスペースは設置を取りやめるなど、設計を大幅に変更した。山仲善彰市長は「建物を大胆に見直したが、市内の中核的医療を守るという市民病院の概念は変わっていない」と説明。工費の予算限度額も変わらないため、市民負担は増えないと強調した。
 設計変更に伴い、病院経営の新たな収支計画を複数の委員が求めたが、山仲市長は「トータルコストがはっきりした時点でシミュレーション(試算)を出す」と答えた。
 (平井剛)