各務原市内の小学生が宇宙の仕組みや人工衛星技術などを学ぶ「宇宙教育講座」が11日、同市川崎町の川崎重工業岐阜工場などで開かれ、3〜6年の約40人が参加した。
 同社は昨年9月、敷地内に宇宙ごみ除去衛星を運用するための地上局(パラボラアンテナ)を設置した。衛星を用いた実証実験の交信に利用するほか、衛星データを用いて交通渋滞や断層調査を行うなど地域課題の解決にも取り組む。
 その地上局を用いた地域貢献の一環として、同社と市、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で初めて講座を開催した。
 この日は同社の担当者が、宇宙ごみの課題や人工衛星を用いた交信技術について解説。ワークショップでは、宇宙ステーションが食料や水などの物資を受け取る際に用いる「ロボットアーム」を、紙コップとビニールひもで再現した。
 参加した児童は社員から手ほどきを受けながら、実際に瓶やペットボトルを持ち上げて歓声を上げていた。那加第一小4年の栗本唯央君(10)は「ロボットアームの仕組みが印象的で驚いた。これからもロケットや電波について勉強したい」と話した。社内施設や、パラボラアンテナの見学会も開かれた。
 (藤矢大輝)