新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県は十二日、感染が疑われる人が診療体制が整った医療機関を確実に受診できるよう、県内の保健所など三十一カ所に「帰国者・接触者相談センター」を、三十七カ所の医療機関に「帰国者・接触者外来」をそれぞれ設置したと発表した。
 国の通知を受けた対応で、対象者は「発熱または呼吸器症状がある人で感染者と濃厚接触した人」「三七・五度以上の発熱かつ呼吸器症状があり、発症前十四日以内に中国湖北省に渡航または居住していた人」「三七・五度以上の発熱かつ呼吸器症状があり、発症前十四日以内に湖北省での滞在歴がある人と濃厚接触した人」としている。
 相談センターは、県の保健所十二カ所、名古屋市内の保健センター十六カ所、豊橋、岡崎、豊田各市の保健所。帰国者・接触者外来の医療機関名は非公表で、相談センターで受診が必要と判断された人に紹介する。
 県は対象者に、一般の医療機関を受診する前にセンターに問い合わせるよう呼び掛けている。
◆知事が中国向け応援メッセージ
 大村秀章知事は十二日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国向けの日本語と中国語の応援メッセージを発表した。県と外国人旅行者誘致の協定を結んでいる中国最大のオンライン旅行会社「トリップドットコム」の呼び掛けに応じ、同社を通じて中国メディアに伝えた。
 大村知事は「一日も早く収束することを心よりお祈り申し上げる」とし、住んでいる場所が違ってもつながっていることを意味する言葉を添えて「山川異域 風月同天 頑張れ武漢!頑張れ中国!」とつづった。
 (森若奈)