現地で働く女性撮影 惨状伝える写真も展示
 オーストラリアの大規模な森林火災で被害を受けた動物を支援するため、県内の若者三人が十二日から、白山市西新町の喫茶店「カフェ・カプリーチョ」でチャリティーキャンペーンを始めた。現地の写真を展示して被害状況を伝えるほか、コーヒーの収益全額を動物保護に充てる。三月一日まで。(都沙羅)
 企画したのは、金沢市の会社員小林修平さん(23)と友人で同市の奥村柚子(ゆず)さん(21)、喫茶店の店主矢野崇平(しゅうへい)さん(28)。奥村さんは現在、ワーキングホリデーで被災エリアの同国ニューサウスウェールズ州タスラのホテルで働いており、避難生活も経験し、一時帰国してキャンペーンに参加。「逃げ遅れて道端で死ぬ動物をたくさん見た」と話す。
 現地では数日前に記録的な豪雨に見舞われ、森林火災はやっと鎮火したが、洪水が発生したところもあるという。
 奥村さんが撮影し、小林さんが選んだ写真など二十七枚を説明文とともに店内に展示した。煙の中で力なく横たわる動物など惨状を伝える写真がある一方、被災中でも友人らと食卓を囲み明るく過ごす現地住民の姿など被災地の様子をとらえた写真が並ぶ。小林さんは「視覚的にもインパクトがある」と話す。
 期間中は、同国出身でキャンペーンに賛同した焙煎(ばいせん)士スコット・オルゲイトさん=札幌市=が提供した豆でいれたコーヒーを出している。小林さんと奥村さんは「災害は日本でもいつ起こるか分からない。石川県から少しでも力になりたい」と話している。
 集まったお金は、矢野さんが同国最大規模の動物保護団体に直接全額寄付する。