新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の影響で、マスクが入手しにくくなっている状況を受け、中津川市加子母小学校の5、6年生が12日、家庭科の授業でミシンを使ってマスクを作り、下級生全員にプレゼントした。今後は、地区内の加子母保育園などへも配布を予定している。
 同校では、給食で配膳する際や登下校のスクールバス内で児童がマスクを着けている。だが、最近は近隣の店などでも品薄や売り切れとなっており、一週間ほど前に、五年生が話し合ってマスク作りを学校に提案。授業に家庭科がある六年生と協力して、全校児童の分を仕立てることになった。
 布製のマスクを手掛けている日下部理恵さんら、ボランティアの母親三人が指導した。柔らかく肌への刺激が少ないダブルガーゼの生地を六重になるように折り重ね、端にゴムひもを通せるようにミシンで縫い進めた。星の柄やストライプなど生地は六種類、ゴムひもも五通りの色があり、見た目にもかわいらしいマスクが次々に完成。数がそろうと、下級生の教室を訪れて一人一人に手渡した。
 いずれも五年で、アイデアを出した岩木綾冴(りょうが)君(11)は「使い捨てはもったいないけど、これなら洗濯して何回も使える」と出来上がりに満足そう。内木薫さん(11)と古田遥暉(はるき)君(10)も「ひもを通す部分を仕上げるのが難しかった。大事に使ってもらえたらうれしい」と声をそろえた。
 作業を見守った坂田俊広教頭は「必要なものがないときに、自分たちで何とかしようという発想を頼もしく感じた。お母さんたちの協力もありがたい」と目を細めた。

 (福本雅則)