酒造りの楽しさを味わってもらおうと、下呂市萩原町の老舗酒蔵「天領酒造」で十日、どぶろくを造る体験会があった。同社では初めての取り組みで、今後も予約制で開いていく。
 この日は、社長の上野田隆平さん(65)が自ら講師となり、県内外から参加した三人にどぶろく造りを指導。参加者は地下水を二・五リットルの容器に入れ、乳酸、米、米こうじ、酒造り用の酵母などを加えた。
 参加者には、同社独自の認証状が渡されたほか、二週間ほどで出来上がるどぶろくが届けられる。
 参加者は酒蔵も見学。東京都あきる野市の山根和夫さん(64)は「天領の酒のファンで、どぶろくを造れると聞いて訪れた。貴重な体験で、出来上がったら家族でパーティーを開きたい」と喜んだ。上野田さんは「酒造りをテーマに今後も、知的好奇心を刺激されるようなイベントを開催していきたい」と話していた。
 体験会は毎週火、木、土曜の午前十時と午後二時の二回開く。事前予約制で、一回の仕込みの参加料五千円(税別)。
 (問)天領酒造=0576(52)1515

 (吉田幸雄)