水墨画と書を融合したアートのパフォーマンスが十三日、金沢市広坂のしいのき迎賓館であり、県内で活動するアーティスト集団による墨芸術の競演が訪れた人たちを魅了した。(山本淳一)
 四十〜六十代の水墨画家や書家でつくる「梁山泊(りょうざんぱく)」のメンバー青山和美さん(白山市)倉下真澄さん(金沢市)幸才多聞さん、小泉景鶴さん(白山市)の四人が披露。縦二メートル、横一・四メートルの和紙にそれぞれ「梅林」の水墨画、「こっそりと油断の鍋を洗ってる」の川柳、「達磨(だるま)」の水墨画、「鼓動」の書を瞬く間にかき進めた。
 墨の濃淡を生かした巧みな筆遣いやダイナミックな筆さばきの作品が出来上がるたびに、会場からため息が漏れていた。
 最後に四人が合作で縦一・八メートル、横二・七メートルの和紙に金沢市出身の人気力士、炎鵬関を描くと、来場者から拍手が送られた。
 書道用品を扱う谷口文栄堂金沢支店(金沢市西都)が、しいのき迎賓館でこの日開幕した梁山泊の作品展(十六日まで)の関連イベントとして開催した。
 パフォーマンスは十五、十六両日の午後二時からもある。主催した谷口淳哉さん(30)は「若い人たちにも自由な発想の作品に親しんでもらえれば」と話していた。