スキー競技会 あす開幕
 大暴れするぞ−。十六日に富山県南砺市と富山市で開幕する国体冬季大会スキー競技会「とやま・なんと国体」に向け、地元の南砺平高校の距離陣が燃えている。スキー部員八人と顧問一人の男女計九人が距離の個人、リレーに出場。日ごろの練習場所が競技会場となっているだけに「地元開催のプレッシャーもあるが、地の利を生かしたい」と意気込む。
 同校は豪雪地帯の五箇山にある生徒数八十人の小規模校。距離の伝統校として知られ、今大会のリレー少年男子(四人)にエントリーする六人は全員部員。主将の高田道希(どうき)さん(三年)は「チームとして個人の力がどれだけ発揮できるかが問われる」と口元を引き締める。
 二人いる女子の一人、稲塚麻衣さん(二年)は「汚名を返上したい」。先の高校総体リレーでは転倒し、十五位に沈んだ。「ボーッとしていてもしっかり走れる慣れたコース。レースを楽しみたい」と頼もしい。
 「地元開催の応援を力に変えたい」と話すのは顧問の藤田紘基(ひろき)教諭。自身も成年Bの選手だ。北海道出身で同校に赴任して三年目。「全員順調に仕上がっている」としながら、本番まで気が抜けない日が続く。
 部OBの長田一政県スキー連盟理事長はわが子のように見守る。「背伸びしなくてもいい。持てる力を発揮し、チーム一丸となって悔いのないように走ってほしい」とエールを送る。
雪入れなど
各会場備え
 富山県内は十二日以降、気温が上昇し、各競技会場では再び雪不足が心配されている。国体の県実行委は自衛隊の協力で雪入れや雪面硬化剤の散布などを行い、開幕に備えている。
 十四日時点の積雪は、南砺市のたいらスキー場が九〇センチ、たいらクロスカントリーコースが八〇センチ、富山市の立山シャンツェとあわすの平クロスカントリーコースが各三〇センチ。
 富山地方気象台によると、十五日は曇り後晴れで、最高気温は一四度、開幕の十六日は曇り時々雨で同一八度が見込まれている。