秋の風物詩として全国に知られる民謡行事「おわら風の盆」を紹介する富山市八尾おわら資料館が二十日、開館後初となる全館リニューアルオープンした。
 開館は二〇〇〇年四月。今回の改装では、おわら中興の祖で初代おわら保存会長の川崎順二や現在のおわらの歌い方を確立した江尻豊治ら、おわら発展に寄与した人物のストーリー性をより重視した。
 昭和初期に使用されていた三味線などの楽器や昨年の写真も新たに展示し、視覚的にも分かりやすい内容にした。おわらを踊り、歌う十一町の衣装や歌詞もそれぞれ解説されている。
 お披露目会には地元住民ら約六十人が参加。県民謡越中八尾おわら保存会がおわらを披露した。地元観光ガイド「風の案内びと」の寺井実代表(69)は「観光客目線でリニューアルされて、とてもわかりやすい展示となっている。ぜひガイドも一緒に入って説明できれば」と話した。
 大人二百十円、高校生以下無料。リニューアル記念として二十二日まで観覧無料。 (柘原由紀)