東海環状自動車道の関広見インターチェンジ(IC)−山県IC間(延長九キロ)が二十日、開通した。山県、岐阜両市に高速道路のICができるのは初めて。利便性の向上や企業進出による地域活性化に期待がかかる。
 国土交通省中部地方整備局によると、両IC間の所要時間は従来の半分の十分に短縮される。山県市はIC近くにバスターミナルを建設中で、二〇二一年度に完成予定。高速バスが運行されれば名古屋までの所要時間が二十分短縮される。
 また、開通見通しが発表された一五年五月以降、山県市には六十社から企業立地に関する問い合わせがあり、すでに七社が進出を決めている。東海環状道建設促進期成同盟会の田上隆会長(76)は「山県は企業がなく人口減少も続く。どんどん誘致して活性化につなげてほしい」と期待する。
 二十日午後三時の開通に合わせ、地元や名古屋、一宮ナンバーの車約百台が続々と山県ICを利用した。旗を振って歓迎した山県市の林宏優市長は「想像以上に車が多くてびっくりした。たくさんの人に利用していただきたい」と話した。
 両IC間には岐阜三輪パーキングエリア(PA)が整備され、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の乗降口となるスマートICも併設された。同PA近くの岐阜ファミリーパークでは、開通に合わせた遊具の整備が完了。年間約七十万人の来場者を見込む。
 同PA近くに住む竹中康浩さん(79)は「名神高速道路まで簡単に行けて格段に便利になった。京都や高山にも行きたい」と声を弾ませた。
 (藤矢大輝)