月末で活動終了 アイドル「JUMPIN’」
 2013年から石川の魅力を発信してきたご当地アイドルグループ「JUMPIN’(ジャンピン)」が、今月末で活動を終える。21日に金沢市内で最後の舞台となるファイナルライブを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止に。それでも、「ファンの方々にありがとうを伝えたい」と4月以降の開催を諦めていない。メンバーの9人は20日、解散前の最後の全員練習に臨み、明るい雰囲気でダンスに打ち込んだ。(戎野文菜)
 「楽しかったよ」「MC(進行役)うまくなったね」。ライブ後にファンを見送る際、多くの人に声を掛けてもらった。温かい応援が力になっていた。
 グループは一五年の北陸新幹線の金沢開業をPRするため、モデル事務所「アドバンス社」(金沢市寺地)とテレビ金沢(同市古府)が結成した。オーディションで選ばれた地元の小中学生十人で始動。県内各地のほか、東京、大阪、名古屋でライブを開いてきた。現在は十二〜十八歳の九人が所属している。
 金沢開業から五年を迎え、全国的な知名度が上がったとして、活動終了が一月に決まった。当初から所属する宮岸ももかさん(18)は「当たり前にあったジャンピンの活動がなくなるのはさみしい」と話す。宮岸さんと荒木汐奈(せな)さん(18)、加波和奏(かばわかな)さん(18)は高校を卒業し、進学や就職でアイドル活動を離れる。荒木さんは「さみしいけど、やりきった。いい思い出がたくさんできた」と前を向いた。
 他のメンバーには、歌やダンスを続けようと今後の活動機会を探している人もいる。
 有終の美を飾るはずのファイナルライブは、開催が決まっているわけではない。メンバーは春からそれぞれ新たな道を歩む。でも、「応援してくれたファンの前で最後にライブがしたい」。その日がくると、九人全員が信じている。