名古屋市の河村たかし市長は23日の定例会見で、22日までに新型コロナウイルス感染が確認された市民110人のうち、18人がウイルス陰性と判定されて退院したことを明らかにした。
 市内では、ハワイ帰りの男性への感染が確認された2月14日以降、市内在住者への感染が次々と判明。感染者はいずれも医療機関に入院することになる。
 市健康福祉局によると、感染者110人のうち、退院した人は18人に上る一方で、15人は亡くなり、75人が入院している。遺伝子検査で陽性が判明して間もない2人は入院先の病院を調整している。
 河村市長は、市内で感染者数が多い理由について、「感染経路を相当丁寧に追っていったからクラスター(感染者集団)ができた」と説明。死者数についても「(感染者に占める)80代以上の割合が(国内平均の)2倍ぐらいある」ためだと分析した。
 一方、一斉休校中の市立学校で今春の入学式・始業式を予定通り実施するかどうかについて、河村市長は検討中であるとした上で、「やっていいと思います」と実施に向け意欲を示した。市教委は取材に対し「各家庭で式に向けた準備もある。できるだけ早く判断し、通知したい」としている。
 (水越直哉)