長良川の水をたっぷりと筆に含ませ、地面に絵を描く取り組み「清流グラフィティ」が、岐阜市長良の長良川うかいミュージアム近くの長良川河川敷で催されている。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて学校が休校になった子どもや、その保護者らが気軽に楽しめる場にしようという試みだ。市民団体「ぎふのふ」代表で、会場近くに住む関愛子さん(37)が始めた。
 もともと「ぎふのふ」の活動で、使わなくなった画材を再利用して絵を描くなど、アートにまつわるワークショップを県内各地で開催している関さん。風通しがよく、景色のいい長良川沿いで何かできればと、今回の企画を思いついたという。
 六日から主に晴天となった平日の昼間に始め、通りすがりや近所の人たちから注目を集めた。プラスチック容器でくんだ川の水を、筆に含ませて地面に自由に描くだけ。環境も服もよごす心配のない、まさに「グラフィティ(落書き)」だ。
 金華山や動物を描いたり、漢字の練習をしたり。関さんは「人によって個性が出るのが面白い」と笑う。同時に「大変な状況だけれど、アイデア一つで楽しむこともできるんだと子どもに感じてもらえれば」と話した。
 期間は未定だが、三〜四月は開催。平日午前十時〜午後五時。近くの複合施設「&n」(アンドン)に立ち寄れば、画材を貸し出すという。

 (形田怜央菜)