待機児童対策を目的に、名古屋市とコンビニ大手のファミリーマート(東京)が協力し、名古屋市東区葵一のコンビニ店舗と同じ建物に認可保育所を開設する。二十六日、店舗部分がオープンし、四月一日に開所する保育所の内覧会があった。
 建物は鉄骨二階建て、延べ六百七平方メートル。一階に「ファミリーマート葵北店」が入居する。一階の一部と二階が認可保育所「葵サンフレンズ保育園」となり、生後六カ月から小学校就学前までの子どもを受け入れる。
 営業を始めた店舗では、保育所利用者ら子育て世代を意識し、トイレの個室内におむつ交換台、イートインコーナーにベビーチェアを備えた。売り場には離乳食やミルク、子ども用おむつなど約七十種類をそろえた特別コーナーを設けた。
 保育所は太陽の光が多く差し込む造りで、内装に淡い色の木材を使用し、見た目にも温かい設計に仕上がっている。市によると、立地する学区に就学前までの子どもを預かる保育施設がないことなどから需要が高く、定員六十人のうち四十人余の利用が決まっている。
 この取り組みは、市とファミマが締結した待機児童対策の連携協定の一環。土地所有者が建物を同社に貸し、さらに保育事業者に転貸する形をとった。保育事業者に対し、市は初期費用のほか、毎月の賃借料の八割程度を補助する。同社と認可保育所による一体型の施設は全国で初めて。
 この日、保育所に預ける娘二人と来店した女性(37)は「送り迎えのときに子育てに必要な買い物ができるので心強い」と話した。

 (鈴鹿雄大)