柔剣道の試合やコンサートなどの大規模イベントを開催できる県立武道館が二十六日、佐久市にオープンした。東京駅から新幹線で約一時間の立地をアピールし、首都圏からも集客を図る。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当面は団体貸し切りを見合わせ、少人数利用のみ受け付ける「開店休業状態」(県教委の担当者)となる。
 武道館は二階建てで延べ床面積約一万二千平方メートル。総工費は約六十億円。約二千四百平方メートルの主道場を備え、柔剣道場を六面確保した。これとは別に小規模の柔剣道場を設置し、地域住民も気軽に利用できるようにした。二階の観客席は計約千五百席で、主道場に席を並べれば三千人規模のコンサートが開ける。
 オープン最初のコンサートとして来月四日に歌手のさだまさしさんのコンサートが予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、延期に追い込まれた。県教委の担当者は「感染拡大が一日も早く収まって、多くの人に利用してもらいたい」と話している。

 (今坂直暉)