アイドルグループ「嵐」の二宮和也(37)が主演する映画「浅田家!」(中野量太監督、10月2日公開)が、ポーランド首都で開催される「第36回ワルシャワ国際映画祭」(10月9〜18日)と、韓国の「第25回釜山国際映画祭」(10月21〜30日)に出品されることが決定した。

 二宮の出演作が海外の映画祭に選出されるのは「硫黄島からの手紙」(06年公開)の第57回ベルリン国際映画祭と第79回アカデミー賞のノミネート、「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜(17年公開)」の第2回マカオ国際映画祭での公式上映、「検察側の罪人」(18年公開)の第38回ハワイ国際映画祭への出品以来4作目となる。

 今作は、三重県在住の写真家・浅田政志さんが、父、母、兄、自分の4人家族を被写体に「家族がなりたかったもの」「家族でやってみたいこと」をさまざまなシチュエーションでコスプレして撮影した「浅田家」など2冊の写真集をもとに、政志さんや家族のユーモアあふれる生きざまや絆、写真が持つ力を色濃く映し出す。

 世界15大映画祭のひとつであるワルシャワ国際映画祭では、コロナ禍で世界が混乱する中、見ている人がポジティブになれる作品を上映したいという理由で「国際コンペティション部門」への出品が決定した。10月14日に現地で海外初上映され、同部門15作品の中から邦画初となる最高賞(ワルシャワ・グランプリ)を狙う。

 国内外の約300作品が上映され、毎年約20万人の動員を記録する釜山国際映画祭では、「オープンシネマ部門」に招待された。同部門は人気、芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が6作品選出され、メイン会場である「映画の殿堂」の野外スクリーンにて釜山最大の座席数(6000席規模)で上映される。「浅田家!」は同部門で唯一の邦画作品となる。

2つの国際映画祭出品について、二宮は「とてもうれしく思います」と喜びを語った上で「本来ならば僕も参加してそれぞれの国の皆さんと一緒に見たかったのですが、コロナの影響で今回それがかなわず残念です」と無念さもにじませつつ「こんな今だからこそ、この作品の持つ温かさと優しさが、海を越えて世界中に広がっていくことを祈っています」とコメントを寄せた。