俳優佐藤二朗(51)が主演するテレビ東京系連続ドラマ「浦安鉄筋家族」の撮影が、28日に再開されることが決まった。撮影で使用していた主人公一家の家が、新型コロナウイルスの影響でロケ中断中に取り壊されるという危機に見舞われたが、無事に“新居”が見つかった。

 「週刊少年チャンピオン」で連載中の同名人気ギャグ漫画シリーズを原作に、千葉県浦安市に住む大沢木(おおさわぎ)家のハチャメチャな日常を描くホームコメディー。金曜深夜の「ドラマ24」の枠で4月10日に放送をスタートし、5月15日の第6話を最後に中断している。

 主なロケ地は浦安市だが、佐藤演じるタクシー運転手、大沢木大鉄を主(あるじ)とする一家7人が居住する家の中のシーンは、東京都内の一軒家を借りて撮影していた。もともと4月末まで撮影で使い、その後取り壊される予定だった。しかし新型コロナのまん延を受けて4月初めにロケが中止になり、そのまま賃借契約が満了。建て替え後の入居の日取りも決まっており、6月に入って撤去された。

 この物件は築四十数年の2階建て。セットを組み立てるよりも既成の建物を使うほうが安上がりというメリットがある。プロレスをマネした乱闘などドンチャン騒ぎの重要シーンが、昭和の香りを残す本物の家で撮影された。佐藤はツイッターで「おい、ちょ、どうすんねん、テレ東」とまさかの“自宅”解体にうろたえたが、スタッフが奔走して別の一軒家を見つけ、撮影再開のめどが立った。

 もっとも原作漫画では、自宅は家族の取っ組み合いのけんかなどでたびたび壊されている。藤田絵里花プロデューサー(28)は「まさか現実でも家が壊されるとは。幸運にも良い条件の物件が見つかった」と胸をなで下ろし、「家族ドラマで主人公の家が途中で入れ替わるなんて前代未聞の出来事だが、『浦鉄』なら許されるかもしれない。新旧の家の撮影で違いはどうしても出てしまう。視聴者も大目に見てほしい」と苦笑。「このハプニングをネタとして面白くドラマに取り込めれば」と前向きに話した。