東急文化村は29日、新型コロナウイルスの影響によりおよそ4カ月休館していたBunkamura シアターコクーン(東京・渋谷)の再始動を発表した。俳優の森山未來(35)と、女優の黒木華(30)が、今年生誕130周年を迎える日本現代演劇の父、岸田國士(くにお)の戯曲を原作とした「プレイタイム」を上演する。

  眠っていた劇場に次第にスタッフが集まり仕事を始めると、空っぽのはずの劇場から俳優の声が響き、岸田作品の世界が立ち上がっていく。

 「劇場から演劇を発信したい。劇場の空気を感じてほしい」というシアターコクーンと、ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)を活用できるNTT東日本がタッグを組んで“ライブ配信のための演劇”をコンセプトに制作された作品が配信される。

 観客の記憶にある劇場、カメラが捉える劇場、演劇に満たされていく劇場など、映像と演劇の境界で「演劇とは何か?」を読み解く作品となりそうだ。