◇24日 大相撲秋場所12日目(東京・両国国技館)

 優勝争いでも先頭を守り、大関候補として名乗りを上げるのに、これ以上ない完勝だった。東関脇の正代(28)=時津風=は、立ち合いの低い当たりから左を差し、宝富士に何もさせずに速攻の寄り切りで10勝目。11勝の7月場所に続き、関脇で2場所連続となる2桁勝利を達成した。

 「自分の中ではこんなに早く2桁勝てるとは想像もしていなかった。すごく良い流れかなと思います」

 今年に入って13勝の初場所と先場所で経験した優勝争いが、プラスになっている。「今場所は不思議と意識せず済んでるんで、気負うことなくいけたら」と、かつての弱気キャラが懐かしくなるような落ち着きぶりが際立つ。

 13日目は貴景勝との2敗対決。今場所は験担ぎで、翌日の対戦相手は確認していないが「まあ予想はつきますけど」とニヤリ。大一番へ集中力を高めていた。