フィギュアスケートの中部選手権(中日新聞社後援)第1日は25日、名古屋市の邦和スポーツランドで無観客で行われ、男子のショートプログラム(SP)は山本草太(20)=中京大=が80・77点でトップに立ち、59・66点の日野龍樹(25)=同=が2位となった。女子のノービスA(6月30日時点の満年齢11〜12歳)は昨年覇者で全日本ノービス選手権2位の山根有加里(12)=名東FSC=が2度のジャンプ転倒で4位に沈み、和田薫子(11)=グランプリ東海ク=が優勝した。

 山本は自身の名前がリンクに響くと笑みが自然とこぼれた。

 「別に楽しむぞとは考えていなかったけど、久々の試合だったので」

 冒頭の4回転―3回転トーループ連続ジャンプは加点を引き出したが、続く4回転サルコーは着氷するも回転不足の判定。最後のトリプルアクセルは手をついて減点された。26日のフリーでもこの日と同じサルコー、トーループの4回転ジャンプを入れる。「集中してやりたい」とさらに質を高める意気込みだ。

 現在は大学を休学。主な拠点を関西に移したが、中京大のリンクを「半分、半分で」行き来する。師事するのは幼少期に指導を受けた大西勝敬コーチ。「楽しさの中に厳しさがある」と昔を思い出しながら、さらに上を目指していく。