バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が26日、オンライン取材に応じた。1月のマレーシア遠征での交通事故からの回復状況を「心身共に100%の状態」と完全復活をアピールし、右眼窩(がんか)底骨折の手術後の目の状態は「98%くらいが事故前と同じくらい見える」と明かした。

 東京五輪延期が決まった直後は動揺もあった。「目の手術が終わって今年の五輪まで約半年しかなくて、自分の中に余裕がなかった。一日一日を全力で過ごしていこうという中での延期発表だったので、『もっとやらなきゃ』という気持ちをどう整理すればいいのかと…。難しかった」

 コロナ禍で、自分を見つめ直す時間を持ったことで気持ちも落ち着いてきた。「基礎中の基礎から丁寧にプレーする練習がすごく楽しい。毎日が充実している」と声を弾ませた。東京五輪での金メダルに向け「諦めない姿勢や泥くさいプレーを見てもらって、誰からも応援される選手になるという自分の夢に近付けられたら」と言葉に力を込めた。