名古屋グランパスは、リーグ再開初戦となる7月4日の清水戦(アイスタ)にJ1通算400勝が懸かる。達成すれば鹿島、横浜M、浦和、G大阪に次ぐ5クラブ目。リーグ元年の1993年から、今季開幕節・仙台戦までJ1通算885試合(135分351敗)を戦ってきたグランパスの節目の勝利を振り返ってみると―。

初勝利1993年5月19日VS浦和

 初勝利は93年5月19日、敵地での第2節・浦和戦。ともに初先発の森山、後藤がゴールを決め、無失点で快勝した。16日の開幕節・鹿島戦では0―5で大敗。「地に足がつかず、5点すべてスローモーションで取られた感覚」と藤川は述懐する。ショックのあまり埼玉への道中は沈黙。一方で「こんなはずじゃない」とDF陣は闘志を燃やした。中2日であれこれ考える間もなく、開き直ったことも功を奏した。

100勝1998年4月15日VS福岡

 100勝目は98年4月15日の福岡戦。立役者は岡山。後半、シーズン初得点、2点目と立て続けに決めた。95年にベンゲル監督の下で台頭し、ストイコビッチとの連係は「ピクシーが持ったら、岡山が走る」(GK伊藤)といわれた。出場停止処分でストイコビッチを欠く中、存在感を示した。達成は通算200試合目。通算成績は93年7月から“借金生活”に陥り、95年4月に最大借金32と低迷。そこから巻き返し、100勝と同時に5年ぶりに勝率5割に復帰した。

200勝2004年8月21日VS磐田

 200勝は2004年8月21日、敵地での磐田戦。中村、クライトンの2得点で逃げ切った。MF名波、福西らを擁した隆盛期の磐田から、リーグでは5年ぶりの白星だった。「隣県のチームが常に優勝争いしているのに、名古屋はそういかない。意識していたし、戦いがいを感じた」と古賀。00年以降は2分7敗と散々苦しめられた分、喜びもひとしおだった。99年のPK戦廃止と引き分け導入、03年のJ1延長戦廃止を経て、到達は6クラブ目、通算395試合目(25分170敗)だった。

300勝2011年6月15日VS新潟

 300勝は11年6月15日の新潟戦。本拠地で玉田、ケネディ、田中隼の4発で圧勝。到達は5クラブ目、通算621試合(74分247敗)だった。ストイコビッチ監督のもと、レベルの高い選手がそろい「選手に任される部分が多かった。プレーの選択が悪かった時に言われるくらい」と中村は振り返る。ACL参戦など過密日程となったが、リーグに専念した直後の5月29日〜8月17日には15戦無敗(11勝4分)と上昇気流に乗った。