◇第61回宝塚記念(G1・28日・阪神・芝2200メートル)

 闘争本能とうまく向き合って、栗東の角馬場からCWへ。高ぶりを感じながらも、落ち着きは失わない。予定のメニューをしっかりとこなして、ラッキーライラックは戦う準備を整えた。

 「いい感じですね。柔らかみがありますし、反応がすごく良くなっているので、はじけそうなぐらいです。そんな中でもゆったりと走れていましたね」

 最終チェックを見届けた松永幹師は気持ちの変化を伝えながら、愛馬の充実感を随所に感じさせた。筋肉量を増した馬体、研ぎ澄まされた内面。完成期を迎え、なお進化を続けている。まさに万全と言っていい。

 距離は、エリザベス女王杯と同じ2200メートル。舞台は大阪杯を制した阪神競馬場だ。不安のないステージに加え、隙のない仕上げ。10万6401票というファンの熱い声援を力に変え、ラッキーライラックが上半期をしっかりと締めくくる。