コロナ禍にまつわるジレンマを吐露した。27日の米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、レンジャーズは複数の新型コロナウイルス感染者が発生。ある球団職員は「恐怖にうちひしがれている」と語った。

 屋内でマスクをしない職員がおり、最近は本拠地グローブライフフィールドで高校の卒業式を実施。ソーシャルディスタンスが守られない場面が多いという。

 「みんな、この時(感染者の発生)が来るのは分かっていた。単に時間の問題だった」

 ずさんな態勢を改善はまさに急務。ただそんな声を上げられないのは失職を恐れているからだ。「自分もそうだが、われわれ職員全員は今このとき仕事があるのがどれほど幸運なことか、実感している。休職もない。他球団のような職員のまとまった解雇もない。われわれは今も家族を食べさせられている」

 テキサス州のアボット知事は、収容人員の50%でスポーツ開催を提唱。これを受け、レンジャーズと同じテキサス州のヒューストンに本拠を置くアストロズのクレイン・オーナーは24日「その(有観客の)予定だ。シーズンのどこかの時点でそうしたい」と語った。

 だが、同州は25日に新記録となる5996人の新たな感染者が判明。26日も5707人が増え、観客の有無を議論するどころの騒ぎではなくなりつつある。