5月末までヨシ原の保全と再生、水際の環境整備のための工事を行っていた足立区の荒川河川敷にある千住桜木自然地で27日、カルガモや、絶滅が危ぶまれているコアジサシの姿が見られた。国土交通省荒川下流河川事務所の関係者は「昔のようにたくさんの生き物がすみ、植物が育つ環境にしたい」と話している。

 同地はかつて、広い範囲にわたって干潟やヨシ原が形成されていたが、ヨシ原の面積が減少。そこで工事が行われ、ヨシ原を保全しながら新しいヨシが育つように干潟を造った。

 カルガモ親子は、親鳥1羽、ヒナ数羽が泳いでエサを探したり、干潟を右へ左へと動き回ったり愛らしい姿を見せている。

 新たなエサ場となった干潟には、コアジサシの親子も。コアジサシは東南アジアから繁殖のために渡来する夏鳥。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に位置付けられている。