◇28日 中日3―10広島(ナゴヤドーム) 伸びのある真っすぐに多彩な変化球。それが両コーナーに投げ分けられた。大量援護を追い風に、勢いに乗って大胆に攻めてくる広島先発・森下に対し、竜打線は屈する形となってしまった。

 「ストレートの伸びであったり、カットボール、チェンジアップであったりね。球種によっても(投球)フォームが変わらない」。与田剛監督は森下をそう評した。3月22日の練習試合で対戦したときも、その非凡な能力を目の当たりにしてきたが、改めて脱帽した。

 開幕から好調だった大島や阿部らがねじ伏せられた。3回は京田のチーム初安打から1死満塁のチャンスを作ったが、大島が遊ゴロ併殺打。6回1死一、二塁ではアルモンテが二ゴロ併殺打に倒れた。8回までズラリとゼロが並んだ。

 6月25日にプロ初勝利を献上したDeNA・坂本に続き、またもルーキーに初白星を与えた。開幕から9戦で新人に2敗。与田監督は「初対戦だからというよりも、やっぱり優れたピッチャーというのは間違いない。プラスアルファ、そこに(対戦の)経験値がないのは有利にはならないけど、それは言い訳にしかならない」と続けた。

 このまま苦手意識を抱くわけにはいかない。そういう意味でも9回の3得点は、必ず次回以降の対戦につながる。4安打で3点を奪い、森下をマウンドから引きずり降ろした攻撃だ。