30年ぶりにリーグ優勝を果たしたFW南野拓実(25)が所属するイングランド・プレミアリーグ、リバプールのユルゲン・クロップ監督が29日、「一緒に祝いたいのは山々だけど、いまはちょっと待って」とサポーターに向けた異例の公開書簡を地元紙リバプールエコーに掲載した。

 しかし「ときすでに遅し」と国会議員がクロップ監督と選手らを痛烈に非難。優勝決定の翌26日夜、外出制限があるなか、数千人のファンがリバプール市内の広場に集まり、飲みながら、花火を打ち上げるなど、朝まで騒いだ。警官隊と300回以上の衝突が発生し、ボヤ騒ぎもあり、15人が身柄を拘束される騒ぎとなった。

 このリバプールのファンらの行動はやりすぎ、と非難が集中。英国で減少傾向にある新型コロナウイルスの感染者が、急増する可能性が指摘されている。

 英国高級紙デイリーテレグラフによると、英デジタル文化メディアスポーツ省特別委員会のブライン議員は、クロップ監督と選手に対し「インスタグラムに抱き合って喜ぶ動画を投稿し、ファンに何を期待したのか。もっとリーダーシップを発揮してほしかった」と痛烈に非難。さらに「指揮官がファンへ呼びかけたのはよかったが、ときすでに遅し」と語気を強めた。さらに事態を重く見た同委員会は、プレミアリーグのマスターズ最高幹部を召喚し、尋問することを決めたという。

 今週末以降、このファンの夜通し祝勝会で集団感染が起きていないか判明するとみられる。