懸念が現実となった。大リーグは29日、新型コロナウイルスの感染リスクを理由に今季欠場を表明する選手が相次いだ。

 昨季ワールドシリーズを初優勝したナショナルズからは、ライアン・ジマーマン一塁手(35)とジョー・ロス投手(27)。さらにロッキーズのイアン・デスモンド外野手(34)とダイヤモンドバックスの右腕マイク・リーク(32)。選手以外にも、ツインズは68歳のマクルーア・ブルペンコーチと、66歳のエバースMLBコーチが安全を考慮して欠場する。

 球宴選出2度、通算270本塁打のジマーマンは、生後4週間の娘と多発性硬化症(MS)の母というハイリスクの2人が家族にいる。先発5番手と目されていたロスの欠場理由は不明。

 球宴選出2度、通算171本塁打のデスモンドは、夫人が妊娠中で4人の子供も幼く、インスタグラムで「今の自分がいるべき場所は自宅だ」と記した。通算105勝のリークは明確な理由を示さなかったが、球団はメジャー枠3選手のコロナ感染を発表している。

 今季は従来の162試合から60試合に短縮されるため、年俸もこれに応じて本来の約37%まで減額される。4選手の減額を適用した今季年俸は、ジマーマンが約74万ドル(約8000万円)、ロスが約56万ドル(約6000万円)、デスモンドとリークは約556万ドル(約6億円)。選手は自身が持病があるなど新型コロナ感染に対してハイリスクと認定されなければ年俸は支払われず、メジャー在籍日数もカウントもされない。