◇20日 練習試合 広島3−4中日(マツダ)

 出番は7回だった。初のマツダスタジアムのマウンドも苦にしない。むしろ「投げやすかった」。ドラフト2位ルーキーの橋本侑樹投手(22)=大商大=は、いつも通りに腕を振った。「しっかり真っすぐを投げ込めた」。その言葉通り松山、会沢、堂林をいずれも速球で打ち取った。

 松山は1球で三ゴロに仕留め、会沢は2球目を中直。堂林は強い当たりだったが、遊ゴロに抑えた。「いい感覚は維持できています」と言うように、オープン戦を含め実戦は4試合連続無失点。レジェンド・岩瀬の背番号「13」を継ぐ男の存在感は日に日に高まっている。

 この日は岡田から「雰囲気だけでも味わっておいた方がいい」と声をかけられたそうで、1回表、裏とベンチから観戦。無観客のためシーズンとはまた違うが、準備は怠らなかった。そして、平常心でマウンドに上がった。

 開幕が延期となり、先行きは不透明な状況。それでも橋本は「アピールする機会は増える。自分にとっては全部が初めての経験。気を抜くことはないですし、気合を入れてやっていきたい」と言葉に力を込めた。