◇21日 練習試合 巨人8ー0DeNA(東京ドーム)

 勝った。が、そこは重要ではない。2月23日の楽天戦(那覇)以来、約1カ月ぶりに白星をつかんだ巨人の原監督だったが、「なんて答えればいいんだろう。なんて答えればいいんだろう、という答えだね」と気にも留めなかった。

 13試合白星なしが止まったことよりも価値がある。監督が目を細めたのは、正捕手候補の大城が完封リレーを演出するとともに、先制弾を放ち存在感をみせたことだ。「捕手として非常によくなっている」。この日は右のサンチェス、左の今村の特徴をうまく引き出し、「うちのなかでは幅広いリードをするという点で僕は評価しています」と絶賛した。

 昨季捕手は併用が続いたが、指揮官の腹はいかに。先日も大城について「一歩リード」と話したのに続き、この日も「あれだけの打撃、そして守備力も上がったという点において、昨年よりマスクをかぶる機会が多くもらえる準備は今のところはできている」とうなずいた。大城も「きょうは投手がコントロールよく投げてくれた。まだまだアピールしなきゃいけない」と気を引き締めた。

 とはいえ反省点もあった。1点リードの7回1死満塁。どんな形でも追加点がほしい場面だったが、空振り三振に倒れた。「前の打者が死球という形。何とかその痛みを逆にエネルギーに変えなければいけない」と原監督。捕手が強いとチームは安定する。だからこそ大きな期待を掛けている。