オープン戦打率1割台の福田が不振脱却の一撃を放った。新型コロナウイルス拡散の影響で、練習試合・広島3連戦から接触を避けるためハイタッチは禁止。スラッガーはロッカーに掲示されたお達し通りに、取り戻したばかりの笑顔でベンチ前の首脳陣の前を通り過ぎた。

 15打席無安打からの一振り。7回、広島2番手・一岡の143キロ速球をとらえ、左翼席へ運んだ。「まっすぐをいいポイントで打てました。なかなか打てなかったので、いろいろ練習しながらでした」。先制ソロに続いて、9回1死二塁では抑え候補のDJ・ジョンソンの外角150キロをコースに逆らわず右中間へ。適時三塁打を放った。

 本来なら開幕日だった20日の試合前には与田監督から声を掛けられた。「まずは1打席、空振り三振でもいいから、思い切りやってみろと言われました。自分は全打席そのつもりでやりました」。その日の第1打席は空振り三振、その後の3打席は外野フライ。テークバックでバットが内側に入る癖を修正し、内野ゴロを積み重ねていた打席から脱却。ポイントを確認し復調の予感をつかんだ。一晩過ごして頭を整理。本塁打へつなげた。