ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が1年後に延期の見通しとなった東京五輪の野球日本代表のメンバーに加わる可能性が一気に膨らんだ。ロッテの井口資仁監督(45)が25日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでの全体練習後に取材に応じ「1年後なら、あるんじゃないですか」と代表要請があった場合に喜んで送り出す考えを示唆した。  1月から球団主導の完全管理型の育成プログラムの下で体を鍛えさせ、ブルペン入りも春季キャンプ最終日の2月13日までさせなかった。佐々木朗は24日の練習でようやくフリー打撃に初登板。登板直前の投球練習で158キロの直球を披露したほか、プロ入り後初めてとなる打者を相手にした投球でも全25球のうち、157キロを3球も記録した。  

 27日に2度目のフリー打撃登板をすることが決まっており、来週のシート打撃登板を経て4月中にも2軍戦で実戦デビューする見通し。それでも高卒1年目ルーキーとしてプロでの実績を全く残しておらず、東京五輪が当初の計画通りに7月開幕の場合は招集されないとの見方が強かった。  井口監督は「1人でも多く送り込めるようにと思っている。侍として金メダルを取ってもらいたい。いい選手をマリーンズから送り出したい」。指揮官自身も青学大4年時の1996年に出場したアトランタ五輪で銀メダルに貢献。有能な人材の国際試合派遣には協力的だ。佐々木朗にとって五輪の1年先延ばしが確実になったことで、降って湧いた侍ジャパン入りのチャンスだ。