NHKは25日に行われた木田幸紀・放送総局長の定例会見で、新型コロナウイルスに感染した志村けん(70)が30日スタートのNHK朝の連続テレビ小説「エール」に出演していることを明らかにした。

 志村の役は日本を代表する作曲家・小山田耕三で、志村は昨年12月から収録に参加。直近では今月6日に東京・渋谷の同局本社内のスタジオで収録に臨み、3シーン出演したという。同局で他に志村が出演している番組はない。

 同局は現在、共演者やスタッフに体調の確認を進めており、濃厚接触者の有無については「保健所が判断することで、連絡はまだない」としている。このため現時点でドラマ撮影の中断などには至っていない。撮影の進捗(しんちょく)状況については言及を避けたが、主演の窪田正孝(31)は21日に発表したコメントで「ちょうど半分くらいまで進んでいる」と明かしている。

 また「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任している嵐は今年末で活動休止するが、五輪延期を受けての対応について同局は「現時点で変更は考えていない。何も決まっていない」としている。今夏のオリンピック・パラリンピック期間中の計5週分について放送を休止する予定だったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の扱いについても「制作状況を勘案して検討する」としている。