ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木朗希投手(18)=岩手・大船渡高=が1年後に延期の見通しとなった東京五輪の野球日本代表のメンバーに加わる可能性が一気に膨らんだ。ロッテの井口資仁監督(45)が25日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでの全体練習後に取材に応じ、「1年後なら、あるんじゃないですか」と代表要請があった場合に喜んで送り出す考えを示唆した。

 来年夏に開催されると佐々木朗は19歳で大会を迎えることになる。プロの身分で19歳で五輪に出場した選手では2008年北京の田中将大(当時楽天)の例がある。

 佐々木朗は球団主導の育成プログラムの下で段階を踏みながら練習を続け、24日にようやくフリー打撃に初登板。4月中に2軍戦で実戦デビューする見通しだ。それでも高卒1年目ルーキーとしてプロでの実績を全く残しておらず、東京五輪が計画通りに7月開幕の場合は招集されないとの見方が強かった。

 井口監督は「1人でも多く送り込めるようにと思っている。侍として金メダルを取ってもらいたい。いい選手をマリーンズから送り出したい」。指揮官自身も青学大4年時の1996年に出場したアトランタ五輪で銀メダルに貢献しており、有能な人材の国際試合派遣には協力的だ。

 五輪の1年先延ばしが確実になったことで降って湧いた侍ジャパン入りのチャンス。佐々木朗が加勢すれば、金メダルは間違いなしだ。