JRAは26日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、28、29日の2日間、中山、阪神、中京競馬場のレースを無観客で実施すると発表した。これにより29日の「第50回高松宮記念」(G1・中京・芝1200メートル)は、無観客で行われることが決まった。予定されていたポッカレモン消防音楽隊(名古屋市消防音楽隊)によるG1ファンファーレ演奏も行われず、ファンファーレはCD音源での対応となった。G1優勝馬表彰式も通常より縮小して行われる。

 騎乗するジョッキーもさまざまな反応を見せた。タワーオブロンドンに騎乗する福永は「G1が無観客だと勝ったあとの実感がないでしょうね。いつもなら声援を受けてウイニングランをするのに何も湧き上がってこないと思う。それだけに残念です」とコメントした。

 セイウンコウセイに騎乗の幸は「ファンファーレでのファンの盛り上がりがなくなります。あれには賛否があるとは思いますが、僕は好きです。それがなくなるわけですから寂しい」。ダイメイプリンセスとのコンビでG1へ挑む秋山も「出走馬が馬場に出て受けるあの大歓声がG1の醍醐味(だいごみ)の一つ。無観客でそれがなくなるのは寂しい」との思いを吐露した。

 グランアレグリアに騎乗する池添は「ジョッキーとしてはいつもと変わりません。もともと大観衆の前でも、集中すると周りの声は聞こえませんし、無観客という環境自体にも慣れてきました」とする一方で「もちろん早くお客さんには戻ってきてほしい。でも、事態は収まらないし、無観客でも競馬はできていることに改めて感謝したいと思います」とありがたさを伝えた。