阪神の原口文仁捕手(28)は29日、甲子園球場で自主練習し、フリー打撃やブルペンでは青柳の捕手を務めるなど約2時間半動いた。練習後には球団を通じてオンライン取材に応じ、優勝への思いを口にした。

 自主練習が始まってから半月。「すごく充実した時間になっている。今は体の状態も良いです」と言う。活動休止中にもやはり野球から離れることはなかった。

 かつてのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の試合や、昔のダイジェストなど動画を見ていたという。その中でも「久しぶりに興奮した」というのが、2003年に阪神が優勝を決めた試合だった。赤星憲広外野手がサヨナラ安打を放ち、当時の星野仙一監督が甲子園で胴上げされた日である。

 「甲子園にあれだけのお客さんが来て。あの興奮を味わいたいなと思って(動画を)見ていました」

 阪神は2005年のリーグ優勝を最後に、14年遠ざかっている。原口が2009年秋のドラフト会議で帝京高から6位指名で入団。2003年は小学6年生だった。入団してから優勝を経験したことはなく、1軍在籍時はリーグ2位が最高。今は「最高のスタートを切る準備をするだけ」とレベルアップに余念がない。