NHKの連続テレビ小説「エール」が1日、放送され、3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した故志村けんさんが作曲家、小山田耕三役で初めて登場した。

 番組直後に放送されたNHK総合テレビの情報番組「あさイチ」では、司会を務める近江友里恵アナウンサー(31)がスタジオ内で1人で出演。番組冒頭では目に涙をためながら「1人しかいないので、誰かと思いをシェアしたい。独りぼっちでさみしい」と語り、志村さんの演技に胸を熱くさせた。

 志村さんは体調を崩す前にドラマの収録に参加。この日の「エール」では眼鏡と口ひげ姿で登場し、新聞記事を見て重苦しい口調で「それがどうした」「本物かまがい物か楽しみだね」の2つのせりふを語った。日本を代表する西洋音楽の作曲家として窪田正孝(31)演じる主人公古山裕一の将来に重要な役割を果たす役どころになるという。

 「エール」は、福島県生まれの作曲家古関裕而さんの生涯を基にした物語。志村さんは体調を崩す前に収録しており、翌週以降も登場するという。