6月のシーズン再開を目指すイングランド・プレミアリーグについて、全20クラブのドクターたちが「重大な危惧がある」と集団でリーグ側に強訴したことが5日、分かった。

 英国のデジタルメディア「アスレティック」が特報として報じ、各メディアも転電した。プレミアリーグは1日、練習や試合再開に向け、選手やスタッフが新型コロナウイルスに感染しないように細かな手順を提示。しかしドクターたちの見地からは、まったく不十分だったようだ。大きく10の項目に分け、計100もの指摘や懸念事項を列挙し、プレミアリーグの幹部らに送った。

 これらは「もし選手が感染した場合、誰が責任を持つのか」「汗やGKのグローブを介した感染の危険性」など詳細を明記。さらに「これら死の危険性があるガイドラインを医師として、どのように承認すればいいのか?」と疑問を投げかけている。

 プレミアリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月9日を最後に中断。残り92試合を消化するため、「プロジェクト・リスタート」として各クラブは5月18日から段階的に練習を始め、6月12日からシーズンを再開させる方向で動いていた。このクラブドクターたちの強訴は、この進行中の再開プロジェクトに大きな影響を与えると見られる。