映画『闇金ドッグス6』山田裕貴インタビュー。理想の夫婦像は“超バカップル”!?

2017年8月5日(土)公開の映画『闇金ドッグス6』は、青春アクション映画『ガチバン ULTRA MAX』に登場したヤクザの安藤忠臣をフィーチャーした、2015年から続くシリーズ作品。

若くして組長になったものの、ある出来事からヤクザから足を洗うことになった安藤忠臣。そんな彼が生きるために選んだ、闇金業者としての人生を描いています。2作目からは、元ホストの須藤司(青木玄徳)が相棒として加わり、人気作品へと成長。

(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会

それぞれの事情を抱えた債務者の人間ドラマが描かれ、時に、債務者を利用しようとする悪徳な人物に対して、安藤が仕掛ける痛快などんでん返しも見どころです。

今作では、元恋人・伊良部未奈美(西原亜希)が債務者の妻として登場、安藤を演じる山田裕貴さんでさえ意外だったという、ラブストーリーベースの展開に。

そこで、忠臣と未奈美の話を中心に、山田裕貴さんの結婚観についても伺ってみました。

ーーーーー

ー 「闇金ドッグス」シリーズとしては、6作目。前作から1年ぶりの現場はどうでしたか?

山田裕貴(以下、山田) 撮影が始まって、すぐ忠臣に入れました。「ガチバン」から数えて9作も演じていると、彼がどんな人間なのか、自分のなかで出来上がっているところもあるので、心境なども迷わず演じられたと思います。

ー 『闇金ドッグス4』ではヤクザ時代の兄貴分(豊田)、今作では元カノ(未奈美)が登場して、忠臣の過去が明らかになる話が続いていますが、そういうのも迷いなく?

山田 そうですね。忠臣の人生として自然に受け入れて、現場では普通に忠臣として生きたつもりです。でも、現場で青木さん(青木玄徳)に「あんな忠臣の顔、初めてみた」って言われて、「え、俺、そんな顔しました?」って感じで。意識しなくても、表情が自然にでてくるくらい、忠臣とシンクロできているんだと思います。

(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会

ー 元カノが登場する、っていう話は前々から聞いてました?

山田 『闇金ドッグス5』の撮影が終わった後に「次は恋愛モノ」って言われていたんですけど、闇金モノという作品のカラー的に「それはないでしょ」って思っていました(笑)。

例えば、過去に好きな人がいたとか、その人に一途ってことじゃなくても長く想っている人がいるとか、そういうのはあるんだろうなって想像はしていましたけど。具体的なことは台本を読んで、やっぱり、そうだったんだなと納得しました。未奈美は忠臣にとって、後にも先にも特別な存在なんですよね。

ー 未奈美に対する取り立てが甘い、と司に言われるシーンがありますが、債務者に対するこれまでの割り切ったスタンスとは、やはり違うように感じましたが。

山田 僕も思ったんですよ。でも、そこは忠臣も人間ですし、恩義とか義理とか、そういうものにいちばん熱い男だと思ってるんで、清算したと思っていた関係でも、実際会ったら心が動くことはあるんだと思います。

(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会

多分、自分の過去にいい形で関わっていた人への態度は、普通の債務者に対するものとは全然違うと思うんですね。過去のことを意識しないようにしていても、優しくしてしまうほうが人間としてリアルだし、キャラも立つかなと。

だから、「意識しないように」という態度から、逆に意識していることがわかってしまう忠臣を演じようと思いました。

ー それは思うように演じられました?

山田 こんなに優しさを出しているつもりないのに、って思うことは度々ありました。それを抑えるように気をつけたり、監督にも「優しくしすぎてます?」って聞いたりして。なるべく突き放すようにいたんですけど、監督は「そこは別に意識しなくていい」って言っていただいたんです。そのバランスはちょっと苦労したところですね。

優しくしすぎっていうのは、多分、本当に微妙なところです。喋る感じ、雰囲気、そのあたりの微細ところ。普通にしてるつもりでも、甘さが出ている気がして。

(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会

だから、未奈美といるときに、ついタバコを手にしていたりとか、忠臣の感じる居心地の悪さみたいなものを態度で表現するようにしました。なんというか…言葉よりも、行動で、仕草で見せた方が、より色気みたいなものもでるかなって(笑)。

あと、ホテルに行く前後のシーンと、その後の展開では、意識的に甘い空気感を切り替えてメリハリを出してみたので、そこを感じてもらえるとうれしいですね。

ー 今回は夫婦の話が軸になっていますが、結婚願望はありますか?

山田 うーん。理想でいえば結婚は早い方がいいのかなって思っているくらいですけど、僕にできると思ってないです! マイペースすぎるんで、現代の女の子では合う人が見つからないんじゃないかなぁ(笑)。戦国時代くらいの、「ついていきます」的な人じゃないと…。

ー じゃあ、1歩下がって付いてきてくれる女子がタイプ?

山田 そうですね。1歩どころか、3歩くらい後ろを歩いてくれるようなタイプ。この時代に、三つ指をついて迎えてくれるような…(笑)。

ー 理想の夫婦像もそういう感じ?

山田 超バカップルがいいですね!

ー バカップルってどんなイメージ…?

山田 結婚しても、ずっとイチャイチャして、一緒に遊んだりしてる、みたいな。そういうのに憧れるんです。でも、マネージャーさんによると、僕、役の影響を受けて性格が変わるらしくて。特に忠臣を演じているときはめっちゃ怖いらしいんですよ。だから、それをわかってついてきてくれる人じゃないと多分無理ですね(笑)。

ー 最後に、今作の見どころを教えてください。

山田 「愛と金」というのは毎回「闇金ドッグス」がうたっていることなんですけど、今まではいろんな債務者のそれを描いてきたけれど、今回は忠臣の「愛と金」といえる作品になっています。

「闇金やってて幸せですか? 女幸せにしたいとか、ないんですか?」って司に言われたシーンで、忠臣として、めっちゃ悲しくなったんですよ。何か言いたくなったんだけど、何も出てこない、みたいな。いろんなことを考えて、この世界で生きていくしかない、という重々分かっていることを改めて突きつけられて。忠臣のなかには選択肢がないんです。

(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会

未奈美に向き合ったことで、愛に生きる可能性を模索しつつ、金という分野で生きていかなきゃいけない葛藤というか。そういう忠臣の生き方があらわになった映画になっていると思います。

とはいえ、1作完結のストーリーで、シリーズを観ていなくても楽しめる内容になっているので、『闇金ドッグス』を観たことがない、という方もぜひご覧ください!

山田裕貴さんの近況は?「喜」「怒」「哀」「楽」トーク

気になる山田裕貴さんの近況について、喜怒哀楽のエピソードを教えてもらいました!

山田裕貴さんの【喜】

「2017年は公開作が多いので、なによりもそれがうれしいですね」

山田裕貴さんの【怒】

「24時間って短い(笑)! 例えばオフが1日あっても、考えごととかをしていると、それじゃ足りないって思います!」

山田裕貴さんの【哀】

「共演してる俳優さんとかに「頑張ってるね」って言っていただくことが多くなったけど、自分ではまだまだだと思うから、それが悲しいというか…悔しい?」

山田裕貴さんの【楽】

「『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を映画館で観れたこと。MX4Dで観たら迫力がすごくて、楽しかった!」

山田裕貴(やまだ・ゆうき)1990年9月16日生まれ。愛知県出身。『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011)でデビュー。2017年公開作は『破裏拳ポリマー』『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』(8月19日公開)『二度めの夏、二度と会えない君』(9月1日公開)『トモダチゲーム 劇場版FINAL』(9月2日公開)『亜人』(9月30日公開)『あゝ、荒野』(前篇10月7日、後篇10月21日公開)『HiGH& LOW THE MOVIE 3 THE FINAL MISSION』(11月11日公開)『デメキン』(冬公開)。そのほか、『闇金ドッグス7』が9月2日(土)に公開を控える。現在、ドラマ『僕たちがやりました』(KTV)に出演中。

(写真:結城さやか 文:大谷和美)

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