カーディティーリングの世界で著名な存在であり、車に関するインフルエンサーでもあるリチャード・ティッパーが自宅で過ごすポルシェオーナーのためにプロの洗車方法を公開。今回はアルカンターラのステアリングホイールを新品のようにするお手入れ方法をご紹介。



この質問が何よりも多く聞かれることですね。アルカンターラは沢山の小さなパイルや繊維から出来ている、人工的なものです。このパイルはドライバーの手汗や皮脂によって、継続的な使用のうちに平らになっていきます。時間が経つにつれ、アルカンターラがすり減ったように見えるかもしれませんが、それはグリースが凝結しただけです。よって、そのグリースを取り除き、パイルを元に戻せば良いのです。

ファブリッククリーナーを用意してください。出来れば車用のものが望ましいです。それをステアリングに、全体の1/4ずつスプレーしていきます。スプレーしすぎないように。もしステアリングを濡らしすぎてしまうと、後で乾燥させた時にアルカンターラがもろくなってしまいます。

そして次のステップです。親指の跡が付いているところなど、汚れが目立つ部分があれば、1本の指でマイクロファイバーを包み、集中して部分的に汚れを取るようにしてください。スプレーしたところを、しめらせたマイクロファイバーで包み込み、そのマイクロファイバーをねじるように当ててください。マイクロファイバーにアルカンターラの汚れを移すように意識して。バイクのグリップをねじっているような動作を想像してみてください。

次に、乾いたマイクロファイバーを使って、できる限り湿気を取り除いてください。ステアリングをこすって、ふわふわ感を取り戻しましょう。ここで、ステアリングホイールを乾かす為に、数時間の放置してください。



乾いたら、またアルカンターラのステアリングホイールのソフトさを取り戻すため、綺麗なハブラシを使って、ステアリングをブラッシングしましょう。この方法はステアリングだけでなく、他の部分におけるアルカンターラにも適用可能です。

仕上げのポイントは、ファブリッククリーナーを使う前に、クリーナーの香りを確認すること。車内がそのクリーナーの香りになってしまったとしても、その香りの中で運転していられるかを事前に確認しておくのを忘れずに。