1960年代、ポルシェが送り出したレーシングカーは、小さい出力クラスを圧倒し続けた。1962年にフォーミュラ1へと開発された1.5リッター 8気筒水平対向エンジンから2リッターのパワーユニットが生まれ、当時最も多くの勝利を果たすものになる。

このエンジンは904、906、907、909、910にも使用され、ポルシェのレーシングカーは 2リッタースポーツカークラス、そしてヒルクライムの分野では無敵の存在となった。1967年ニュルブルクリンクで巨大な7リッターエンジンを搭載するマシンを相手に、ポルシェ 910は伝説の4勝利をおさめた。それに続き1968年にはデイトナ 24時間レースで 907 がトリプル優勝を獲得。1966年から3年間連続でツッフェンハウゼンにヨーロッパ・ヒルクライムのトロフィーが飾られたのである。

ポルシェ 910 クーペ,
エンジン: 6気筒水平対向エンジン
最高出力: 162kW (220ps)
排気量: 1991cc
最大トルク: 206Nm/6400rpm
最高速度: 265km/h