EVメーカーのGLMが目指す世界初採用の樹脂製フロントスクリーンの利点とは?

EVメーカーのGLMが目指す世界初採用の樹脂製フロントスクリーンの利点とは?

京都のEVメーカーであるGLMは、帝人と共同開発した樹脂製のフロントスクリーンが搭載されたスポーツタイプのEVで、「道路運送車両の保安基準(第29条)」を満たす国内認証を取得。7月に自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得したと発表しました。

樹脂製のフロントスクリーンは、GLMのスポーツEV「トミーカイラZZ」への採用を念頭に約2年間、共同開発されていて、今回、公道での走行が可能になったとしています。

認証を取得した車体をベースに、年内には受注生産体制を整え、同車の特別仕様車として2019年春に販売する予定だそう。GLMによると、樹脂製のフロントスクリーンを搭載した市販車はいままなく、世界初を目指しているとのこと。

樹脂スクリーンの利点は何でしょうか? 容易に想像できのが軽量である点で、さらに、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)の採用により、ガラスの200倍の耐衝撃性を持っています。

表面に帝人が開発したコーティング剤による特殊加工が施されることで、傷つきやすいPC樹脂の耐摩耗性を強化ガラス並に高めることに成功。クルマに搭載できるようになったとのことです。

トミーカイラZZでは、PC樹脂をクルマのフロントスクリーン用に縦約700mm、横約1300mmの曲面をもつ一枚板として射出プレス成形。全体の厚みを6mmと均一に保ちながら、窓枠にあたる外側部分を10mmの厚みにするなど、両社で改良を重ねて、窓枠(Aピラー)をなくすことに成功、その強度が活かされています。

軽量化については、Aピラーなどをなくしたことで、搭載した窓の重量は11.8kgと、従来のガラス窓とAピラーの組み合わせより6.6kg(約36%減)も軽くなり、電費の向上、軽快な走りが期待できます。また、ピラーレスになったことで、オープンカー特有の開放的な視界がより楽しめる利点もあります。

(塚田勝弘)


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